上関原発問題 埋め立ては結局カネの無駄 国が明確な道筋を (1/2ページ)

2016.08.14

上関原発の建設予定地。海を挟んだ真向かいに、住民の約9割が反対派という祝島が見える
上関原発の建設予定地。海を挟んだ真向かいに、住民の約9割が反対派という祝島が見える【拡大】

 中国電力が申請している山口・上関(かみのせき)原発の建設予定地の公有水面を埋め立てるのに必要な免許の延長に関し、山口県は条件付きで許可する方針を固めた。中国電力は2008年10月に免許を取得、09年10月に着工したが、反対派住民の抗議活動で工事は進まず、東京電力福島第1原発事故を受けて工事は中断していた。

 山口県が延長を許可したことで、中国電力は建設に向けた動きを本格化させる可能性もある。その一方で、県は原発本体工事の着工時期の見通しがつくまでは埋め立てないよう文書で要請しており、工事再開時期は見通せない状況だ。

 日本には、この上関や青森・大間、東通、島根3号機など12の建設中、または建設準備中の原発がある。これらはすべて「3・11」の後、途中で止まったままになっている。建設予定地も、土地だけは購入しており、地元にもかなりのカネを落としている。

 上関原発の埋め立ては結局、カネの無駄になるだろう。こういう無駄なことはやめて、国が方針を出すべきだと思う。国がきちんと福島第1原発事故の分析をして、解決策を出し、国民の納得を得る。そのうえで、休止中の原発を再稼働していいのか、建設中の原発の建設を再開していいのか、という道筋をつけるべきだろう。

 ただ、上関原発はたぶん建設できないと思う。今年の夏もうまく乗り越えられれば、国民感情からいって、「いらない」ということになるだろう。だから、無駄な埋め立ては、見通しがはっきりするまでやるべきではないと思う。

 

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