光でがん退治、転移にも効果 マウス実験で確認 米国立衛生研究所

2016.08.18

 光の一種の近赤外線を当てる方法で、がん細胞を攻撃する免疫細胞のリンパ球を活性化させ、がん細胞を退治する治療法を開発したと、米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員らが、17日付の米医学誌に発表した。マウスの実験で転移がんにも効くと確認したという。

 リンパ球の中には、誤って自分自身を攻撃するのを防ぐブレーキ役の細胞がある。がんの免疫療法は、リンパ球の働きを全身で活性化させるため、健康な細胞も攻撃してしまう「自己免疫反応」が起きる恐れがあるが、活性化の度合いを弱めると効果も弱まるのが課題だった。開発したのは、がん細胞だけでブレーキ役を壊す方法。小林さんは「このジレンマを解消した強力な薬剤となり得る」と話している。

 小林さんらは、特定の波長の近赤外線を当てると近くにある細胞を破壊する化学物質を利用した。この物質と、ブレーキ役の「制御性T細胞」に結びつきやすい分子を組み合わせた複合体を作製。がんを移植したマウスに注射して、がんの部分にだけ光を当てた。すると制御性T細胞が破壊されてリンパ球が活性化し、がん細胞が減少して生存期間が伸びた。

 米医学誌はサイエンス・トランスレーショナル・メディシン。 (共同)

 

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