第28回世界文化賞に5氏 米映画監督のマーティン・スコセッシ氏ら

2016.09.14

シンディ・シャーマン氏
シンディ・シャーマン氏【拡大】

  • <p>アネット・メサジェ氏</p>
  • <p>パウロ・メンデス・ダ・ホッシャ氏</p>
  • <p>ギドン・クレーメル氏</p>
  • <p>マーティン・スコセッシ氏</p>

 世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第28回受賞者が決まり、13日、同賞国際顧問の中曽根康弘元首相(アジア委員会委員長)が東京・内幸町の日本プレスセンターで記者会見を行い、発表した。

 今回の受賞者は、絵画部門=シンディ・シャーマン(62)〈アメリカ〉▽彫刻部門=アネット・メサジェ(72)〈フランス〉▽建築部門=パウロ・メンデス・ダ・ホッシャ(87)〈ブラジル〉▽音楽部門=ギドン・クレーメル(69)〈ラトビア/ドイツ〉▽演劇・映像部門=マーティン・スコセッシ(73)〈アメリカ〉−の5部門5氏。

 受賞者はこれで計144人になる。ラトビアからは初めての受賞。

 次代を担う若手芸術家を育成する「若手芸術家奨励制度」の第20回対象団体には、マレーシアの「ファイブ・アーツ・センター」が選ばれた。席上、日本美術協会の日枝久会長から、同センターの創設メンバー、マリオン・ドゥ・クルーズさんに表彰状と奨励金500万円が贈られた。

 会見では、主催者を代表して日枝会長が「『人類共通の宝』ともいうべき芸術文化の一層の発展と振興に努めていきたい」とあいさつした。

 発表は海外5都市でも行われ、ベルリンでの発表会見にはクレーメル氏が出席。また、パリでの会見にはメサジェ氏が列席した。

 授賞式典は10月18日、東京・元赤坂の明治記念館で行われる。

 ◇

 ■絵画 シンディ・シャーマン氏(Cindy Sherman)

 さまざまな人物に変身した自身を撮る写真作品で知られるアーティスト。周到なロケハンによる自画像的写真はコンセプチュアル・アートと位置付けられる。今年、1920年代の女優に扮(ふん)した新作を5年ぶりに制作。

 ■彫刻 アネット・メサジェ氏(Annette Messager)

 フランスを代表する現代美術家。小物や布、刺繍といった身近な素材を使い、人間の相反する複雑な内面を浮き彫りにする作品で知られる。アウトサイダーとして権威に挑戦する姿勢は世界のアート界に衝撃を与える。

 ■建築 パウロ・メンデス・ダ・ホッシャ氏(Paulo Mendes da Rocha)

 ブラジル建築界の第一人者。サンパウロの「ブラジル彫刻美術館」など、素材の魅力をそのまま生かし、空間を大きく使った構造の建築を得意とする。2006年に「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞。

 ■音楽 ギドン・クレーメル氏(Gidon Kremer)

 ラトビア(旧ソ連)・リガ出身。カラヤンに絶大な評価を受けて以降、世界的バイオリニストとして活躍。現代音楽からタンゴまでレパートリーは幅広く、音楽祭の開催や室内楽団の創設など若手の育成にも尽力する。

 ■演劇・映像 マーティン・スコセッシ氏(Martin Scorsese)

 世界的な米映画監督。故郷ニューヨークを舞台にした人間精神の奥底をあぶり出す作品で知られる。2006年「ディパーテッド」でアカデミー賞を受賞。今年末、遠藤周作原作の「沈黙」が米国で公開予定。

 

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