「シン・ゴジラ」歩行で腰痛撃退 狂言の「すり足」 広範囲の筋肉鍛錬が可能 (1/2ページ)

2016.09.24

正しいやり方のポイントは(1)足を左右に肩幅程度に開き、ひざを曲げ中腰になる(2)股関節を曲げる(3)胸を張り、あごを引く。目線は前へ(4)手は腰の位置に(5)この状態でひざを上げずに、床をするように足を前に出す
正しいやり方のポイントは(1)足を左右に肩幅程度に開き、ひざを曲げ中腰になる(2)股関節を曲げる(3)胸を張り、あごを引く。目線は前へ(4)手は腰の位置に(5)この状態でひざを上げずに、床をするように足を前に出す【拡大】

  • <p>須藤明治教授</p>
  • <p>腸腰筋</p>

 デスクワークによる運動不足で、腰のトラブルを抱える人は少なくない。そんななか、腰痛予防に大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」がためになるという耳寄り情報をつかんだ。ゴジラの動きに取り入れられた日本のある伝統芸能の動きが参考になるというのだ。

 国民の4人に1人−。厚生労働省のデータでは、慢性腰痛に悩む人の数は実に2800万人に及ぶ。痛みにはさまざまな理由があるが、その1つとして考えられるのが筋肉の使い方だ。

 「現代の人々は、主に腰椎と大腿筋をつなぐ腸腰筋(ちょうようきん)を使って歩いている」と解説するのは、国士舘大学体育学部の須藤明治(あきはる)教授だ。

 腸腰筋は背骨と骨盤、足の付け根を結ぶ筋肉で足を上げる動作には欠かせない。アスリートらが体の軸を安定させる「体幹トレーニング」の1つとして鍛える部位でもある。

 大切な筋肉には間違いないが、須藤氏は「腸腰筋に頼りすぎると腰椎前彎(ぜんわん)、つまり背中のそりが過度になり、腰に負担がかかってしまう。結果、腰痛が発生するケースがある。腸腰筋ばかり使っていると尻や腰、背中の筋肉が弱くなってしまう」と指摘。これを防ぐのに有効というのが、日本の伝統芸能である「能」にみられる「すり足」なのだという。

 「能楽師は中腰の姿勢になり、上下動のないすり足で舞台を移動する。ちょうど『空気イス』の状態で歩くようなものだ。太ももの前、腰、尻、背中の筋肉に常に負荷がかかる」(須藤氏)

 須藤氏が能楽師の筋肉を筋電図で測ったところ、通常の歩行は地面を蹴ったときにだけ波形が出るのに対し、すり足は動作の最中ずっと筋肉の働きを示す波形が出続けたという。

 
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