「スマホ禁止」で意外な最新事情 将棋界の電子機器「NO」決断に波紋も (1/2ページ)

2016.10.12

 日本将棋連盟が12月14日から対局室にスマートフォン(スマホ)など電子機器の持ち込みを禁止する措置に波紋が広がっている。日本ではコンサート会場や機密情報を扱う企業で持ち込みを制限することが多いが、最近では持ち込み解禁に舵を切るケースも相次いでいる。「スマ禁」をめぐる最新事情を探った。

 将棋連盟が禁止措置を決めた背景には、コンピューターソフトの急速な性能向上がある。一部棋士からは「対局相手が離席し、ソフトの力を借りて(将棋を)指していることも考えられる」などと規制を求める声が上がっていた。

 電子機器の使用が発覚すれば「除名を含む処分の対象となる」といい、連盟の危機感は強い。

 競馬界では、禁止された通信を行い、ペナルティーを科されたケースも出ている。丸山元気騎手(26)が騎乗終了後、中山競馬場の調整ルームで携帯電話を使用。他レース優勝馬の関係者に祝福メールを送信したとして、10月8日〜11日6日(30日間)まで騎乗停止となった。

 日本中央競馬会(JRA)は騎手が調整ルームで外部と通信することを公正確保の観点から禁じている。JRAによると、この規定は八百長行為などを未然に防ぐためでもあり、「騎手が故意に負けるような行為を外部から指示されるといった圧力を排除する意味がある」という。

 日本のライブ会場でもスマホの使用は制限されることがほとんどで、主催者側はスマホでの撮影、録音行為に神経をとがらせている。

 アーティストの肖像権やCD売り上げへの影響を考えての措置とみられるが、海外のアーティストでは撮影を認める例も増えている。

 日本国内では今年5月、人気歌手の浜崎あゆみ(38)が全国ツアーで、観客の写真撮影を一部楽曲で解禁して話題を呼んだ。

 

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