理数教育に力を入れている中高一貫、なぜ人気? 小野学園女子、実験授業に特色2位

2016.12.16

 理数教育に力を入れる一貫校の人気は根強い。そこで、今週は首都圏305学習塾の塾長、教室長へのアンケートによる「理数教育に力を入れている中高一貫校」ランクを紹介したい。5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。

 トップは昨年の5位から躍進した東邦大付東邦。昨年トップだった文京学院大女子が3位、5位が昨年11位から浮上した桐蔭だった。

 中学受験に詳しい安田教育研究所の安田理代表は「東邦大、工学院大、芝浦工業大など理系の大学付属校が入った。こうした学校は設備が整っており、評価が高い。また、攻玉社、鴎友学園女子など大学合格実績で理系に強い学校も高く評価されている」という。

 併設大に理系しかないと、中学受験のとき、将来、大学進学で理系を希望する生徒が多くなる。トップの東邦大付東邦の併設の東邦大は医、薬、理、看護学部に加えて来年、健康科学部が新設される。医療系を中心とした理系の大学で、今年は東邦大付東邦から医学部に15人が内部進学した。

 また、ランク中、男子校は攻玉社1校と少なく、共学校と女子校が多い。塾関係者は「もともと女子は理系に弱いイメージがあり、女子校では文系の進学者が多いのが現状ですが、今の保護者は男女に関係なく、子供を理系に進学させたい気持ちが強い。その理数系に力を入れている女子校は、やはり注目度が高い」という。

 保護者の理系人気は、「理系学部出身者のほうが就職がいいから」というのが理由のようだ。

 2位の小野学園女子は理科教育に力を入れていることで知られる。理科実験授業が多いのが特徴だ。東京農業大と連携して里山体験を行い、ホタルが自生する場所で里山環境を考える合宿を行った。そのほかにも小学生を対象に、生徒が先生役となって理科実験を指導するオープンキャンパスを開催している。

 ベスト10校は、来年入試も注目されそうだ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 
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