世田谷、品川も…全国大火「危険な密集市街地」130地区 未解消地区最多の東京都は大丈夫か

2016.12.26

新潟県糸魚川市の中心部は、一帯が焼け野原となった=23日午前
新潟県糸魚川市の中心部は、一帯が焼け野原となった=23日午前【拡大】

  • <p>「危険な密集市街地」の未解消地区 ※会計検査院、内閣府などの資料から作成。面積は小数点第1位以下を四捨五入しているため合計は一致しない</p>

 新潟県糸魚川市の大火は、発生から約30時間後にようやく鎮火した。県警は火元であるラーメン店の男性経営者(72)による鍋の空だきが出火原因とみている。延焼が約150棟、約4万平方メートルに及んだ背景に、現場が木造家屋の密集地域だったことがある。地震などに伴う火災で大きな被害が懸念される住宅密集地は、東京や大阪など大都市を中心に全国に点在している。

 木造家屋の密集地域で、強風により火が短時間で広範囲に広がったことが大規模火災につながったが、同様の住宅密集地はほかにもある。

 国は、地震後の延焼で大規模火災が発生したり、建物の倒壊などで避難が困難になるとして、「地震時に著しく危険な密集市街地」を指定し、解消を目指している。

 2011年度末時点の17都府県で197地区、面積にして5745ヘクタールある。各自治体は解消を目指しているが、会計検査院の資料によると、昨年末時点で130地区の計4435ヘクタールが未解消だ。

 未解消地区が69地区と最も多いのが東京都で1038ヘクタールにのぼる。

 墨田区では墨田、東向島、押上など、世田谷区は北沢や太子堂、品川区は大井、戸越、中延、旗の台などの一部地域が「危険」と指定されている。

 未解消の面積が2248ヘクタールと最大なのが大阪府。大阪市福島区、城東区、西成区、天王寺区、阿倍野区などのほか、堺市、豊中市、守口市、門真市、寝屋川市、東大阪市に未解消地域がある。

 国は20年度末に未解消地区をゼロにする計画だが、会計検査院の抽出調査では、約6割の地区で、住民に危険度が公表されていなかった。住民への情報開示も重要な課題になりそうだ。

 
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