日銀雇用は「よくできました」 マイナス金利は「ふつうです」 緩和拡大「がんばりましょう」 (2/2ページ)

2016.12.27

 こうした事実は、金融機関の意向が通りやすい大手メディアで報じられることは少なく、金融機関の意見を反映したような「マイナス金利の弊害」のみが報道されたのは、バランスを欠いている。

 7月のETF買い入れ額の増額は、金融政策の王道とはいえない。やはり量的緩和の拡大をすべきだった。

 9月の長短金利操作は、本来行うべき量的緩和拡大を行わずに、やり方を変えたという意味で、日銀がサボったといえる。

 日銀はこれ以上の緩和措置を拒み、政府が国債発行すればそれを買い支え、長期金利ゼロ程度だけを目指す。いってみれば、政府の財政出動にマクロ経済を委ねた格好だ。これは、日銀の「限界説」を日銀自らが認めたようにも見えるので、残念だ。買うべき国債はマーケットにたっぷりと残っているので、さらなる雇用の改善のために、日銀にできることはまだまだある。

 日銀には幸運な面もある。11月にトランプ氏が次期米大統領になることが決まると、経済政策への期待からドルが強くなり、結果として円安と株高が生じている。17年に日銀はこの幸運を生かせるだろうか。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

 

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