AV出演強要「騙された私のギャラは1.5万円でした」 (1/6ページ)

2017.01.07

 女性が被害者になる事件が起きると、必ず被害者を非難するような論調の発言を正論だと叫ぶ勢力がいる。だが、自分は被害者とは違うと非難する彼らもきっと、卑劣で手段を選ばない加害者の手にかかれば、簡単にだまされてしまうだろうとライターの森鷹久氏はいう。主に女性をターゲットとした容赦ない搾り取り方と、さらに新たな手口を備えつつある現状を森氏がリポートする。

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 2016年6月、女性を無理やりアダルトビデオ(AV)に出演させたなどとして、都内の芸能プロダクションの元社長ら3人が逮捕された。この事実が明るみになったことで、人権系のNPO団体をはじめ、現役AV女優や関係者らからも声が上がり、多くのメディアが事件を取り上げたことを覚えている方も少なくないだろう。

 被害者女性に同情的な声が多数を占める一方で、「女性も悪いのでは?」といった意見が散見された。彼女たちの多くは大人なのだから、仕事を放棄することだってできたはずだという、すなわち「無知な」被害女性に非があると考える人たちの言い分だ。だがそれは、あくまで、相手が普通に話が通じるまともな人間の場合にしか通用しないやり方だ。ところが女性に原因を求める人たちには、人を陥れるためなら何でもやる人間がいることを知らない。そして、卑劣な人間と対峙する難しさも知らない。

 本当なら被害者を救済する場所であるべき世間からも、容易には受け入れられない。残酷な現実をつきつけられ、自分が被害に遭ったわけでもないのに筆者は暗い気持ちにさせられた。

NEWSポストセブン

 
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