【田中角栄 不敗の世渡り力】「運」たぐり寄せる努力をしているか 角栄氏「勉強せい」の言葉に隠された思い (1/2ページ)

2017.01.11

明治神宮に参拝した田中氏=1972年7月
明治神宮に参拝した田中氏=1972年7月【拡大】

 人の一生は、やはり「運」かもしれない。しかし、結局は努力、勉強だな。こういったものが、運を捉えるきっかけになる。

 年の初めである。「振り返れば昨年はあまりツキがなかった。“運”がなかったなぁ」などと嘆く読者諸賢も少なくないはずである。「運」というものに言及してみたい。

 田中角栄は、自信に満ちあふれた政治家である一方、しばしば、「これは運だ。しゃあないな」と諦めを口にしていたものだ。意外と運命論者でもあったということである。こんな言葉が残っている。

 「私も初めは政治家になるとは思っていなかった。日曜日に魚釣りに行って、ああ川の流れがキレイだし、景色もまたいい。それで、つい住まいをそこに構えてしまったために、魚屋になってしまった。そんな感じで政治家になってしまったようなものだ。また、議員というものは、努力、勉強すれば、大臣、幹事長まではなれる。しかし、総理総裁となると、そういうわけにはいかない。それは、あくまで運による」

 そのうえで、こうも言っていた。

 「まあ、人の人生はやはり『運』かもしれない。しかし、結局は努力、勉強だな。こういったものが、運を捉えるきっかけになる。加えるなら、運を変えてみせるという気概があるかどうか。私は『腐った橋を渡っても、橋は自分が渡った後に落ちる』と信じてきた部分がある」

 人生は「禍福はあざなえる縄のごとし」。誰もが照る日、曇る日、時に嵐に見舞われる日がある。だが、不運を嘆いてばかりいても始まらない。運をたぐり寄せる努力をしているかどうか、勉強を怠っていないかと言っている。

 
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