【日本の国境を直視せよ!】緊迫する尖閣、消えた日本漁船 漁師悲鳴「怖くて行けない。中国海警艦が1時間も追いかけてくる」 (2/2ページ)

2017.01.26

尖閣諸島周辺で、海上保安庁(手前)は、中国公船の侵入を阻止している(山本皓一氏撮影)
尖閣諸島周辺で、海上保安庁(手前)は、中国公船の侵入を阻止している(山本皓一氏撮影)【拡大】

 彼の話を要約すると、海警艦は逃げる日本漁船を撮影して、「自国の領海から密漁船を追い払った」という国内向けのプロパガンダに利用しているようだという。

 さらに、日台漁業交渉で締結された尖閣海域の共同管理の合意で、台湾漁船が押し掛けているのだ。

 「向こうは大型船で乗組員も10人前後。はえ縄の長さも80キロ。こちらは10トン未満で2人乗り。縄も30キロがやっと。お祭りすれば(縄が絡まれば)、細い縄はズタズタにされる。漁具300万円分が吹っ飛ぶ」

 事実、クロマグロの漁獲高は半減した。台湾船が捕った魚の大半は中国へと売られる。中国資本の台湾漁船も多く、中国人の海洋民兵も紛れ込んでいるらしい。現在、尖閣の海に日本漁船の姿はない。

 こんな現状で、トランプ氏の対日、対中政策は不透明だ。だからこそ中国はさまざまな挑発の手を使って、「日米の絆」をシミュレートしているのだろう。

 早急な日米首脳会談が待たれる。

 ■山本皓一(やまもと・こういち) 1943年、香川県生まれ。日大芸術学部を卒業後、渡米。出版社を経て、フリーランスのフォト・ジャーナリストに。世界各国のルポルタージュや、湾岸戦争、ソ連崩壊、北朝鮮などをカバー。近年は尖閣諸島や北方領土、竹島など、日本の国境の島々を取材する。著書に『日本人が行けない「日本領土」』(小学館)、『日本の国境を直視する1、2』(ベストセラーズ)、『日本人がもっと好きになる尖閣諸島10の物語』(宝島社)など。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。