分裂山口組、会津小鉄会を巻き込み抗争再燃 外交戦は山口組が圧倒的、指定暴力団の約半数と友好関係 (1/2ページ)

2017.01.30

山口組と神戸山口組の組員が集結した会津小鉄会本部事務所(奥のビル)。代理戦争の様相を呈している=京都市下京区
山口組と神戸山口組の組員が集結した会津小鉄会本部事務所(奥のビル)。代理戦争の様相を呈している=京都市下京区【拡大】

 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)が分裂してから27日で1年5カ月を迎えた。離脱派が結成した神戸山口組(本部・兵庫県淡路市)との抗争事件は全国的に沈静化しているが、対立自体は他組織を巻き込みながら深く進行している。

 今月11日、京都市下京区に本拠を置く指定暴力団会津小鉄会の本部事務所に、山口組と神戸山口組の組員数十人が詰めかけ、一触即発の事態になった。

 トップ人事をめぐる同会の内紛が原因だった。前日の10日、山口組派の幹部が新会長になるとの文書が流れ、その直後、神戸山口組派の会長が文書を否定し、幹部を「絶縁(永久追放)」にする文書が出回った。山口組の分裂が他組織に飛び火した形だ。

 会津小鉄会は今月21日、神戸山口組派の幹部が新会長に就任する継承式を実施。最終的には神戸山口組の友好団体となる道を選んだ。

 会津小鉄会の動きについて、暴力団関係者は「もともと山口組の友好関係にあったが、トップだった会長は神戸山口組の井上邦雄組長と兄弟分だった上に、高圧的な山口組への反発を強めていた。対山口組への戦略上、京都を押さえておきたい神戸山口組と、利害が一致したのだろう」と解説する。

 ただ、外交戦では山口組が圧倒的だ。国内の22指定暴力団のうち約半数と何らかの親戚・友好関係を構築しているとみられている。昨年9月には篠田建市(通称・司忍)組長が関東の2大組織である指定暴力団稲川会(本部・東京都港区)と指定暴力団住吉会(本部・東京都港区)のトップと横浜市で会談するなど友好関係をアピールしている。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。