「直虎の乱」!?町おこしめぐり浜松市vs須坂市で商標騒動 双方の主張は一理あるも…制度の「壁」 (1/2ページ)

2017.01.31

出世法師 直虎ちゃん(C)浜松市
出世法師 直虎ちゃん(C)浜松市【拡大】

  • <p>堀直虎</p>

 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公、井伊直虎の名前「直虎」をめぐり、ちょっとした騒動が起きている。井伊家の本拠地があった浜松市と浜松商工会議所が関連商品を企画したところ、すでに長野県須坂市の業者が地元の藩主、堀直虎の名前にちなみ、「直虎」を商標登録していたのだ。大河で直虎が一躍有名になったことが騒動を呼んだ形で、さながら「直虎の乱」といったところか。

 「おらがまちの『直虎』というつもりはありません。ゆかりの歴史人物を町おこしのため、どこであっても自由に使えるべきだというのが、われわれの主張です」

 浜松市とともに、特許庁に異議申し立てを行っている浜松商工会議所の担当者は話す。

 平安時代から続くという井伊家の本拠地だった井伊谷(いいのや)は浜松市北区引佐(いなさ)町にある。井伊直虎を主人公にした大河ドラマの放送が2015年8月に決まった直後から、会議所は浜松市と直虎を活用した地域おこしや土産品の開発を企画した。

 だが、浜松の前に立ちはだかったのが商標の「壁」だった。長野県須坂市でみそやしょうゆを作る会社が16年4月、「直虎」を商標登録していたのだ。

 前出の浜松商工会議所の担当者は「違和感を覚えました」と振り返る。というのも、特許庁は09年、歴史上の人物の商標登録について、6つの事情を総合的に勘案して判断すると打ち出したからだ。6つの事情には、人物名の周知・著名性が含まれている。

 須坂市の会社が出願したのは15年12月で、大河ドラマ放送が決まった4カ月後だった。放送決定で「直虎」という名前は出願時点で一般的に知られる存在となっていた。このため、浜松市側としては「直虎」という名前で商標登録され、自由に使えないのはおかしいというわけだ。

 

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