最新・私立大一般入試志願者数ランク 主要100大学で昨年比9%増

2017.02.10

 私大入試が今、真っ最中だ。合格発表も女子大などで始まっている。そこで、今週は最新の私立大一般入試志願者数ランク、2月3日現在=を紹介したい。

 出願を締め切っていない大学も多いが、昨年の志願者を上回る私大が目立つ。大学通信の調査では、主要100大学の志願者は、昨年に比べて9%増えている。

 大手予備校の入試担当者は「今年は昨年に比べて1万人ほど18歳人口が増えていることに加えて、文系人気の高い文高理低の学部人気から、文系学部の多い私立大が人気になっています」という。経済、経営、社会学部など、社会科学系で志願者が増えている。

 それだけではない。大学に詳しい専門家は「大都市の大手大学は入学者を定員通りにすることが(文科省に)求められ、昨年は多くの大学で入学者を減らすため、合格者を減らした。その結果、2月試験が難化して不合格者も多くなり、3月試験の志願者が増えました。今年は、あらかじめ併願校を多くしているとみられます」という。

 定員の1・2倍から2018年に1・1倍にする過渡期なのだ。これを超えると、文科省から助成金がもらえない。

 志願者トップは近畿大。昨年まで3年連続日本一。すでに昨年を6000人も上回り、5年連続の志願者増となった。今年から920人の定員増を行い、少し広き門となった。20年の完成を目指し、東大阪キャンパスの整備が行われ、4月には図書館などが完成。近畿大は、クロマグロの完全養殖などで知られ、受験生の人気も高い。

 2位には、昨年5位だった法政大が1万6000人も増やして躍進した。大学関係者は「センター試験利用入試で、今年から新しく国際文化学部も実施したことで志願者が増えた。英語の外部試験利用入試でも志願者が増えています。この方式が受験生に広く認知された」という。

 5位の日本大までが、10万人を超えた。最終的なトップはどこか、今後の出願次第だ。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 
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