お粗末文科省“天下り早慶戦” 元幹部が再就職、慶大側は違法性を否定

2017.02.15

早大の大隈重信像(左)と慶大の福沢諭吉像。私学の両雄もお役所には弱かった?
早大の大隈重信像(左)と慶大の福沢諭吉像。私学の両雄もお役所には弱かった?【拡大】

 文部科学省の天下り問題が拡大の様相を呈してきた。早稲田大に続き、慶応大も官僚の天下り先となっていた可能性が浮上したのだ。慶大は早大とともに「私学の雄」と称される。再就職活動の違法性をめぐって、不名誉な“早慶戦”が繰り広げられることとなりそうだ。

 天下りが指摘されている文科省の元幹部は在職中、私立大への助成金を扱う私学助成課長などを歴任していた。昨年3月末に退職し、約2カ月後の昨年6月に慶大の参事(部長級)に就任した。現在は地域連携などを担当する学術事業連携室長を務めているという。

 文科省の一連の天下り問題で、中心的な役割を担った人事課OBの嶋貫和男氏(67)は、同省人事課から元幹部に関する情報提供を受け、慶大側に仲介していた。

 文科省は職員による斡旋(あっせん)を規制した「国家公務員法」に違反する可能性があるとみて、関与した職員らの違法性の認識などを調べる方針だ。

 一方、慶大は違法性を否定している。

 慶大は2015年春ごろ、嶋貫氏に人材紹介を依頼。16年1月の採用面接当時、元幹部は文科省本省での勤務を終え、公立学校共済組合理事に出向していたという。国家公務員法は出向中の職員は再就職規制の対象外としており、慶大は「違法な在職中の求職活動には当たらない」との認識を示している。

 慶大は10年にも嶋貫氏の紹介で別の文科省元幹部を採用したが、採用は「適正だった」との立場だ。この元幹部は私学行政課長などを経て10年2月に退職、同4月に慶大参事に再就職した。

 再就職等監視委員会は1月20日に公表した調査報告書で10件の違法事例を認定。他に違法の疑いがある事案が28件あるとし、文科省に全容解明を求めていた。天下りの闇はどこまで深いのか。

 

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