金正男氏殺害と半島有事懸念、韓国次期大統領選への影響も 中国との距離が世界の関心事 (1/2ページ)

2017.02.21

 14日夜、驚きのニュースが入ってきた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害されたのだ。筆者はたまたま政府首脳と一緒にいたが、ひっきりなしに電話が入り、情報収集に追われていた。北朝鮮の関与は決定的であるが、殺害方法や殺害犯とされる女性については情報が錯綜(さくそう)していた。

 北朝鮮は5年前から正男氏暗殺計画を持っていたとされ、今回はそれが実行されたという。日米首脳会談中のミサイル発射に続く正男氏暗殺は、金正恩政権の粗暴さを強調する結果となった。

 気になるのが中国の対応だ。ミサイル発射で国連が北朝鮮を制裁するには中国の協力が不可欠である。形式的に北朝鮮への禁輸措置が決議されても、中国が本気にならないと実効性は出てこない。これまで中国は、北朝鮮の崩壊を恐れて、事実上の抜け穴を容認してきた。

 北朝鮮の内部には、親中国で中国の開放路線に合わせた社会主義を志向するグループと、北朝鮮独自の社会主義を志向するグループがあった。

 2年前に粛清された張成沢(チャン・ソンテク)氏や、その庇護を受けていた正男氏は前者であるが、正恩政権は後者とされている。今回の事件は、内部抗争で後者が勝利したことをほぼ決定付けるものだ。

 
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