首都圏の中学入試志願者数ランク、“腕試し”で人気の埼玉・千葉

2017.03.03

 中学入試の志願者は、首都圏模試センターの集計によると、3年連続で増えたという。そこで、今週は最新の中学入試の志願者数ランクを紹介したい。

 トップは栄東で4年連続の1万人超。2位は開智で、埼玉が1、2位を独占した。大手塾の講師は「埼玉の私立中の入試は1月10日と早い。2月1日から入試が始まる東京や神奈川が本命の受験生の腕試しで、志願者が多い。最近は地元でも私立中受験熱が高まり、第一志望の受験生も増えているようです」という。

 栄東は昨年、東大合格者数が27人で、それまで県内トップだった県立浦和を抜いた。これで、ますます教育力が評価されている。開智も東大に17人合格で、過去最高に並んだ。合格実績アップも志願者増の一因だ。

 千葉も1月20日と試験開始が早い。その影響もあって、3位に東邦大付東邦、6位に専修大松戸、7位に市川、10位に渋谷教育学園幕張(渋幕)と4校もトップ10に入った。渋幕は共学のトップ校だ。

 塾関係者は「東京のトップ校には男子校、女子校が多く、東京のトップ校を蹴って、共学の渋幕に入学する生徒が増えているようです」という。

 最近の私立中入試は変わってきている。思考力入試など従来型の4科(国語、算数、理科、社会)以外の入試が増えているのだ。課題を与えられ、それにそってプレゼンしたり、論文を書いたり、ものづくりをしたりという試験が行われるようになってきている。

 2020年に大学入試が改革され、その中で「思考力・判断力・表現力」が問われるようになる。その先取りだ。

 中学受験に詳しい専門家は「上位の学校は4科試験しか実施していませんが、昔に比べて入塾する時期が遅いとか、通塾期間が短いとかもあって、4科で受験する生徒が減ってきています。そこで、新しい入試を始めて、受験生の掘り起こしを狙っている面もあります」という。

 入試の多様化が進み、自分にあった方式で受けられるのは、受験生には歓迎すべきことか。

 ■安田賢治(やすだ・けんじ) 大学通信の情報調査・編集部ゼネラルマネジャー。1956年兵庫県生まれ。灘中高、早稲田大卒業後、大学通信入社。中高・大学受験の案内書・情報誌の編集責任者として大学合格や就職情報を発信。私立学校のコンサルティングにも協力。著書に『中学受験のひみつ』(朝日出版)など。

 

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