まとめサイト盗用余波…ネットライター収入3分の1に 「なぜ盗用のチェックを徹底しなかったのか」 (1/2ページ)

2017.03.15

記者会見で質問に答えるDeNAの南場智子会長(右)と、守安功社長=13日、東京都渋谷区(宮川浩和撮影)
記者会見で質問に答えるDeNAの南場智子会長(右)と、守安功社長=13日、東京都渋谷区(宮川浩和撮影)【拡大】

 ディー・エヌ・エー(DeNA)の情報まとめ(キュレーション)サイト問題についての第三者委員会は、同サイト事業の育成に「明確な理解と確固たる想いがないままに突き進んだ」として同社経営陣の“不作為”を指摘した。過大な経営目標を掲げたことが記事の大量生産につながったことも明らかになった。

 DeNAの守安功社長は13日夕の記者会見で、「ガバナンス(企業統治)を強化して足場を固めなければならなかったが、対応が不十分だった」と振り返った。

 背景にはM&A(企業の合併・買収)をテコにした情報まとめサイト事業の急激な拡大があった。

 契機は、平成26年のベンチャー企業iemo(イエモ)の買収。報告書はイエモの買収プロセス自体には問題がなかったとしたが、住まいについての情報をまとめていたイエモの手法を他の分野に広げようとする際、「著作権侵害のリスクや問題意識が取締役の間で共有されなかった」とした。

 委員長を務める名取勝也弁護士は「(買収で)新たにDeNAに入ってきた人たちとのコミュニケーションが不十分だった」と指摘した。

 DeNAは、32年度に同事業の時価総額を5千億円相当に増やす目標を設定した。従来型携帯電話向けのゲームで一時代を築いたが、スマートフォンが主流になってからは思うようにヒットを出せず、ゲームに次ぐ収益の柱の育成を急ぐ必要性に迫られていた。

 「新しいことに挑戦する」(守安社長)企業文化に関し、報告書は「スピード感のある意思決定が重視されていたが、慎重さやリスク分析がないがしろにされた」と指摘する。

 
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