【酔いどれ師匠の酒場探訪】ひっそり佇む古民家で銘酒と八寸 料理、酒、雰囲気三拍子そろった「酒じゃらしの唄」(東京・茅場町) (1/2ページ)

★酒じゃらしの唄(東京・茅場町)

2017.04.19

女将の宮本さんと料理担当の小松さん。手前は燗銅壺
女将の宮本さんと料理担当の小松さん。手前は燗銅壺【拡大】

  • <p>2階の座敷席。八寸五点盛り(750円)を季節ごとの銘酒で</p>

 東京・茅場町(かやばちょう)は新大橋通りの一本西側の通り。『鳥徳』、『宮川』など焼き鳥の名店が並んでいることで知られる。その商店街よりもさらに一本西側の狭い路地裏に、ひっそりと佇む古民家。近寄ってみると『酒じゃらしの唄』と書いてある。心惹かれる佇(ただず)まいと店名、もう入るしかない。

 ガラス戸を開けると正面に階段、右手は土間を改装したようなスペースで、厨房を囲んで10席ほどのL字型のカウンターがある。カウンター席の照明は薄暗く、何とも懐かしい気分に浸れる。

 2階は座敷席で、ちゃぶ台4卓ほどの落ち着いた空間。しかし驚くのがトイレ。厠というのがふさわしい木の扉だが、反対側の扉からは隣の店の客が入ってくるから、両方の鍵を閉めろ、と書いてある。

 隣は「ニコチェルシー」というジビエ料理店で、元々は同じ棟で2階がつながっているのだ。両店とも古民家を再生するのを得意とする夢屋グループの系列店で、一昨年末にオープンした。

 系列店といっても全く個性が異なるが『酒じゃらしの唄』の特長は、ずばり和食と日本酒。とくに魚介類の料理が豊富で、料理担当の小松雅至さんによると「主張しすぎずお酒に合う料理を心がけている」とのこと。名物は八寸五点盛り。

 その日の仕入れにより、十点ほどの八寸があり、その中からお任せで出してもらう。

 
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