仏像や土木技術を日本にもたらした古王国 韓国・百済歴史遺跡地区 (1/2ページ)

★韓国・百済歴史遺跡地区

2017.04.28

公州の公山城
公州の公山城【拡大】

  • <p>扶余の定林寺五層石塔</p>
  • <p>韓国最大の弥勒寺の石塔</p>
  • <p>扶余の扶蘇山城と白村江</p>

 かつては政界のジャンヌ・ダルクとまで呼ばれていた第18代大韓民国大統領、朴槿恵氏が在任中に罷免され、北朝鮮もさることながら韓国の動向も気になるところです。

 韓国という国が混乱する理由のひとつとして、根の深い「地方対立」があるといわれていますが、実際に進歩統合党(左派)を支持する全羅道(チョラルド)地方と朴槿恵氏のセヌリ党(右派)を支持する慶尚道(キョンサンド)地方は先鋭化しているようです。

 大ざっぱな言い方をすれば、現在の全羅道は百済、慶尚道は新羅、そしてソウルを含む京畿道(キョンギド)や江原道(カンウォンド)は高句麗にあたるので、この地方対立は古代三国時代からの歴史的民族抗争に起因するのかもしれません。

 そこで今回は日本にも関連の深い古代三国の1つ、百済の世界遺産をご紹介します。百済は紀元前18年から660年までの約700年間にわたって朝鮮半島南西部を支配した古王国で、6世紀には第26代聖王(聖明王)が倭国との同盟を強固にすべく、仏像や経典、土木技術などを倭国に伝えたとされ、これが日本における仏教伝来の背景です。実際、日本に農作など多くの技術を伝えた百済人は優秀であったため、取るに足らない人を「百済ではない人」と呼び、「くだらない」の語源になったとも言われています。

 

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