10年で25倍!寄生虫「アニサキス」防御術 芸人・庄司智春も感染、吐き気に激痛…刺し身に潜む恐怖 (1/2ページ)

2017.05.15

これが激痛を引き起こすアニサキスだ(近畿大学水産研究所・石谷浩江氏提供)
これが激痛を引き起こすアニサキスだ(近畿大学水産研究所・石谷浩江氏提供)【拡大】

  • <p>胃のなかから8匹ものアニサキスが発見された庄司</p>

 虫が体内で暴れ回り、尋常ではない痛みに襲われる−。寄生虫「アニサキス」による食中毒の報告例が急増している。日本人が好きな生の魚介類が原因のことが多いだけにひとごとではない。どんな症状で、どうすれば防げるのか、専門家に疑問をぶつけた。

 厚生労働省によると、アニサキスによる食中毒患者の報告数は2006年には全国で5人だったのに対し、16年は126人と激増している。

 芸能界ではお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春(41)が、サケイクラ丼を食べたところ、8匹のアニサキスで胃の中が血まみれになった経験を明かしている。

 近畿大学水産研究所の白樫正准教授(寄生虫学)に聞いてみた。

 【1】どんな病気?

 「寄生虫のアニサキスの幼虫が人間の体内に入ると、胃や腸の粘膜の中へ歯を使って潜り込み、キリで内臓を刺されるような激痛や吐き気に襲われる。症状は1〜2日程度続く」

 【2】どうやって人間の体内に入る?

 「アニサキスは生きた魚の内臓に寄生しているが、水揚げされて魚が死んだ後は筋肉の中に入り込む。人間がその筋肉、つまり刺し身を食べると、アニサキスも体内に入ってしまう」

 【3】なぜ患者が増えている?

 「理由の一つとして考えられるのは、魚の流通の変化だ。以前なら冷凍や加工品でなければ食べられなかった地域でも、生の魚が手に入るようになった。サケやタラなど、昔なら生食しなかった魚も刺し身で食べるようになった。しかし、魚を摂氏4度で保存しても20時間後には9・3%のアニサキスが筋肉に移動する」

 【4】食中毒になりやすい魚は?

 「サバからはほぼ100%アニサキスが検出される。ホッケやサケ、イワシやイカなど日本近海の魚介類だけでも150種以上から検出されている。サンマの刺し身で食中毒になった例もあると聞く」

 
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