続発する痴漢疑いからの線路内逃走 侵入の代償は数百万円の賠償、2年以上の懲役刑も (1/2ページ)

2017.05.19

その場しのぎの行動が重大な結果をまねくことも…
その場しのぎの行動が重大な結果をまねくことも…【拡大】

 痴漢を疑われた人物が線路内を逃走する事件が東京都内を中心に続発している。線路への立ち入りは犯罪で、損害賠償請求を受ける恐れもある。では、身に覚えがないのに疑われたらどうすべきなのか。識者の間でも見解は分かれている。

 3月以降、痴漢を疑われた人物が線路を逃走した事例はJR東日本管内で御茶ノ水、池袋など7駅で8件。今月15日には東急田園都市線青葉台駅で線路に降りた男が電車にはねられて死亡した。

 JR東日本によると「線路内への立ち入りは管内で年間30〜40件」といい、都心部で痴漢の疑いに関する線路の逃走が目立っている。

 線路に降り立つ行為について弁護士の高橋裕樹氏は「愚の骨頂」と一蹴した上で「仮に冤罪(えんざい)だったとしても、別の罪を犯すことになる。線路に立ち入って列車の運行を妨害した場合、刑法125条1項の『往来危険罪』に問われ、減刑されることもあるが基本的には2年以上の懲役刑となる。鉄道会社からも支払い能力があると判断されれば、民事訴訟で数百万円単位の賠償を請求されることもある」と話す。

 身に覚えがないのに痴漢の疑いをかけられたらどうすればいいのか。高橋氏は「ケース・バイ・ケースだが」としつつ、「駅長室に連れていかれてしまうと、ほぼどうしようもない。ベストは警察官に現行犯逮捕される前にその場を立ち去ること。腕をつかまれるなどして引き留められた場合は、逃げるわけではないことを明確にするために、運転免許証などを提示して自分の名前や住所を相手に伝えるといいだろう」と話す。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。