新大統領の下で韓国はどうなるのか 特権階級とのしがらみない文氏、国民に対北の緊張感なく… (1/2ページ)

2017.05.20

ギルバート氏は、文大統領の自宅前を訪れた=ソウル
ギルバート氏は、文大統領の自宅前を訪れた=ソウル【拡大】

 文在寅(ムン・ジェイン)氏が10日、第19代韓国大統領に就任した。

 文氏は選挙中、慰安婦問題の「日韓合意を見直す」と主張していることが、日本の新聞やテレビで大きく取り上げられた。だが、就任演説ではこの件に言及しなかった。また、「親北」路線を主張していたので、北朝鮮への急接近が懸念されると日本では報じられた。

 そこで、「韓国人がなぜ、この人物を選んだのか」「現在のソウルはどのような状態なのか」を知りたくて、1泊2日でソウルに行ってきた。

 私が会った韓国人が文氏を選んだ動機は「反日」や「親北」だからではなく、国の立て直しへの期待からだという。特権階級とのしがらみがない文氏は、財閥偏重の韓国経済を大改革する意志と能力があると判断された。特に、若者の過酷な雇用環境改善に積極的に取り組む姿勢が支持された。

 また、文氏の波瀾(はらん)万丈の半生が、国民の心を打ったようだ。学生運動家が人権専門の弁護士となり、政治家を志したという道のりが、「若い世代が支持できる穏健で理性的な指導者」というイメージに繋がった。文陣営は選挙中、それを大々的にアピールした。

 当選直後、文氏の一家が自宅前で記者団に応対した写真が残っているが、私もその場所を訪れてみた。文氏は13日に青瓦台(大統領府)に移ったが、まだ引っ越し作業が続いていた。

 分譲マンションだが、場所は決して便利といえない山の上で、道も狭く、建物自体も決して豪華ではない。築16年というが、もっと古く見えた。部屋もあまり広くない。以前から一般市民と同じような生活を送っていたことが、特権階級ではなく一般市民への関心を象徴していた。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。