金正男氏を担いで“傀儡政権”樹立 中国「正恩体制」崩壊後のシナリオ (1/2ページ)

2013.04.17


北朝鮮崩壊後の新首領として急浮上してきた金正男氏。いま、どこで何を思うのか【拡大】

 新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」(推定射程2500〜4000キロ)の発射をチラつかせ、恫喝姿勢を緩めない北朝鮮。暴走を止めようとしない金正恩第1書記は、破滅への道を望んで進んでいるかのようにも見える。すでに近隣諸国、特に習近平体制下の中国では崩壊後を想定し、「傀儡政権樹立のシナリオを描き出した」(専門家)とも伝わる。そのカギを握るのはロイヤルファミリーの1人で北の暗殺リストに載るとされるあの男だ。

 ミサイル発射のボタンに手を掛け、西側諸国から有利な条件を脅し取ろうとする。国際社会の暴力国家、北朝鮮の威嚇が止まらない。

 16日には北の朝鮮人民軍最高司令部が、韓国に対する「軍事的示威行動」の即時開始を宣言するとともに、韓国政府が北との対話を望むなら「敵対行為を謝罪し、全面中止する意思表示をするべきだ」と韓国を再び挑発。緊張緩和に向け、北に対話を提案した韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権にミサイル発射など軍事挑発の可能性を重ねて示し、揺さぶってみせた。

 25日には朝鮮人民軍創設記念日「建軍節」が控え、いつ金正恩第1書記が暴発するやも知れず、朝鮮半島をめぐる息苦しさはいまも続いている。

 そんななか、西側諸国は、ミサイルの発射台とは別の部分に目を向け始めた。特に中国が「北朝鮮崩壊後のシナリオを描き始めている」(外交筋)というのだ。

 「正恩氏による新体制が発足してから北は危機的な状態が続いている。深刻化する貧困に加え、ミサイルと核への傾斜を深める過度の先軍政治によって、後ろ盾だった中国との関係も悪化した。トップ就任から1年が経っても一向に成果を上げられない正恩氏に対する不満も朝鮮人民軍の一部にくすぶり、政権が崩れ去る不安要素が大きい」(同)

 独裁政権の終焉は、東アジアの平和維持へとつながる。ただ、「現体制が倒れれば、大量の難民が国境を接する韓国や中国にどっと押し寄せる。政情不安や不測の事態が起きるなど混乱は否めない」(同)と、近隣諸国にとっては「痛し痒し」の側面もある。

 そこで、動向が注視されているのが正恩氏の兄、正男氏だ。

 

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