自滅へ向かう韓国経済 過剰な中国依存が裏目 金融情勢悪化で共倒れ寸前 (1/3ページ)

2013.06.27


27日午前、ソウル空港から専用機で中国に向け出発する韓国の朴槿恵大統領。中国の習近平主席も熱烈歓迎ムードだ(AP)【拡大】

 中国の「影の銀行(シャドー・バンキング)」問題を発端にした経済危機を世界が警戒するなか、中国へのすり寄り姿勢を鮮明にしているのが韓国だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領は27日に財界人を大勢引き連れて中国を訪問、習近平国家主席との首脳会談で蜜月関係をアピールする。ただ、輸出に頼る韓国経済はアベノミクスの影響もあって足元がぐらついており、対中依存を高める戦略が裏目に出る恐れもある。

 韓国が「親中反日」路線を強めている。朴大統領は27日夕に習主席、28日には李克強首相ら中国側要人と相次いで会談する。

 経済面での力の入れ方も尋常ではない。朴大統領に同行する財界人は現代自動車やLG電子の会長ら総勢70人超と過去最大の規模。大統領自身も北京での日程を終えた後、韓国企業が相次いで進出している西安を訪れる。

 中国側も「史上最高級のもてなしで朴大統領を受け入れる」(韓国外交筋)見通しで、中韓の親密ぶりを日本や米国に見せつけ、牽制(けんせい)するという思惑で一致している。

 韓国政府は14日には、中国とのFTA(自由貿易協定)を積極的に推進すると表明、日本が交渉参加するTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とは距離を置く方向だ。日中韓3国によるFTAも交渉中だが、中国との2国間交渉が先行しているのが実情だ。

 韓国と外貨を融通し合う「日韓通貨交換(スワップ)協定」についても130億ドル(約1兆2600億円)の融通枠のうち30億ドル分(約2900億円)は延長しないことが決まった。一方で中国との通貨スワップは11年に規模を拡大、昨年には貿易決済にも利用することで合意した。

 「韓国は円高ウォン安を前提とした経済構造であるにもかかわらず、アベノミクスで前提が崩れ、輸出品で電機や自動車など競合分野が多い日本に対する競争力が失われている。中国との関係強化で日本包囲網を敷こうとするのがクネノミクス」(銀行系証券アナリスト)というわけだ。

 

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