【韓国の真実】「養子輸出大国・韓国」は“汚名”ではなく事実だ

★(9)

2013.07.04

 「赤い靴 履いてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった」

 作詞・野口雨情、作曲・本居長世の童謡は、1922(大正11)年に発表された。

 モデルについては諸説あるようだが、貧しかった日本で、親が養育できなくなり、青い目の人(おそらく宣教師)に託されて海外に渡った少女を憐(あわ)れんだ歌だ。

 とりわけ農村は貧しかったとはいえ、異人さんに託される子供がたくさんいたわけではない。稀有な例だった。だから、この歌もできたのだろう。少女の碑も建てられた。

 今日の韓国は「世界15位の経済大国」という。GDP統計の上では、それで間違いないのだろうが、ここ数年を見ても1000〜2000人の赤ん坊や幼児が、海外に養子に出されている。

 朝鮮戦争が終わったころは万単位で、2007年までの累計は16万人にも達する(中央日報07年12月20日)。朝鮮戦争の直後は、生まれたばかりの子供を手放さざるを得ないこともあっただろうとは容易に想像できる。とはいえ、より人口が多い日本で、戦争直後に万単位の子供が海外に渡っただろうか。

 「世界15位の経済大国」になった今は、どうか。朝鮮日報(11年11月25日)はこう報じている。

 「最も多いのはシングルマザー(未婚の母)の子供で、87%を占める。残る13%は親の離婚などで養育が困難になった子供たちだ。また、障害のある子供が全体の20%を占めている」

 実際には、養子ブローカーが介在する。ブローカーは子供の親にいくばくかの金を払う。そして養子にするという外国人から、何倍かの手数料を取る。

 「海外への養子縁組が多い」と言えば、「へぇー」と聞き流す日本人が多いかもしれない。

 しかし、実態は「赤ん坊、障害を持った児童の輸出」なのだ。

 「『養子輸出国・韓国』の汚名をそそぐには」とは、前出の朝鮮日報の見出しだ。“汚名”とは「悪い評判、不名誉な評判」を言う。つまり「事実に基づかない悪評」といったニュアンスが籠るが、「養子輸出国・韓国」とは“汚名”ではない。事実そのものだ。

 で、汚名はそそげたのか。米国務省の統計を引用した韓国のニュース専門テレビYTNの最新情報では、12年中に米国に養子として入国した児童は中国が最も多く2500人ほど、韓国は800人弱で4位だったという。中国は「1人っ子政策」があり、人口そのものが韓国の30倍規模だ。ここらを考慮すれば、韓国が依然として「世界に冠たる養子輸出大国」であることは間違いない。

 韓国に、海外養子に出された少年少女の碑があるだろうか。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ)1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。

 

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