中韓経済“死に体”寸前 海外投資家逃げ出す 地方政府系に債務不履行懸念…  (1/3ページ)

2013.08.02


「改革」と「成長」の二兎を追う中国の習近平主席だが、先行きには暗雲が立ちこめている(ロイター)【拡大】

 中国から世界の投資家が逃げ出している。「影の銀行(シャドーバンキング)」を通じて巨額の負債を抱える地方政府傘下企業が債務不履行(デフォルト)を起こす懸念が強まり、海外の投資マネーが流出する。一方、韓国経済も中国への依存度の高さや日本のアベノミクスの逆襲が打撃となり、頼みの製造業の失速が止まらない。中韓経済の長期低迷は避けられない情勢だ。

 中国経済の「パンドラの箱」と呼ばれているのが、地方政府の債務だ。会計検査署(会計検査院に相当)が7月28日、中央政府を含めた全面的な調査を行うと公表しただけで、翌29日の上海株式市場の株価は急落に見舞われた。

 地方政府は独自で債券を発行して資金調達することを禁じられているため、傘下の「融資平台」という投資会社が債券を発行して資金を調達し、道路建設やダム工事などのインフラ整備や不動産開発を行っている。そして、正規の銀行ルートを通らない「影の銀行」の上客も融資平台だ。

 地方政府のトンネル会社として“隠れ借金”を抱える融資平台への銀行融資は6月末時点で9兆7000億元(約155兆円)と、1年間で6・2%増えており、債務額は総額20兆元(約320兆円)を超えるとの見方もある。そして「不動産開発などにつぎ込まれた資金の多くが焦げ付いている」(準大手証券アナリスト)というのが実情だ。

 中国の証券会社の試算では、融資平台が発行する債券約2兆円が今年後半に償還期限を迎えるが、来年の償還規模はさらに巨額になるという。

 

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