中韓経済“死に体”寸前 海外投資家逃げ出す 地方政府系に債務不履行懸念…  (2/3ページ)

2013.08.02


「改革」と「成長」の二兎を追う中国の習近平主席だが、先行きには暗雲が立ちこめている(ロイター)【拡大】

 「リコノミクス」を掲げる李克強首相は、影の銀行潰しなど改革路線を強調しているため、融資平台が借金を重ねるのは困難で、資金繰りが行き詰まるのは目に見えている。

 米格付け会社ムーディーズは、李首相が融資平台の債券デフォルトを容認する可能性があると指摘している。中国本土で1997年に銀行間債券市場が開設されて以降、初の債券デフォルトを容認することで、金融改革への厳しい姿勢を見せようという狙いだ。

 ただ、6月には銀行にデフォルトの噂が流れただけで、短期金利が暴騰した経緯もあるだけに、投資家がパニック的な行動を起こす懸念も残る。第一生命経済研究所の西濱徹主任エコノミストは「融資平台は、2011年には銀行に対して借り換えに応じさせて事態を乗り切った事例がある。デフォルトを行って短期金利が急騰する場合、円滑に資金供給できるのかが注目される」と指摘する。

 影の銀行問題について「すでに手遅れだ」と語るのは、中国経済に詳しい企業文化研究所理事長の勝又壽良氏。「影の銀行は中国のGDP(国内総生産)の約7割、570兆円にも膨らみ、中国経済の運命を左右するほどの巨大な怪物になっている。すでに企業の格下げが相次いでいるが、今後は中国経済の心臓部である国有企業にも格下げが広がっていくだろう」と指摘する。

 こうした事態を察してか、海外投資家のマネーは中国から逃げ出し始めた。中国人民銀行(中央銀行)の統計によると、中国で人民元に両替された外貨量を示す外国為替資金残高は、6月に前月比で412億元(約6700億円)減った。今年後半はさらに流出が加速するとの見方もある。

 

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