中韓経済“死に体”寸前 海外投資家逃げ出す 地方政府系に債務不履行懸念…  (3/3ページ)

2013.08.02


「改革」と「成長」の二兎を追う中国の習近平主席だが、先行きには暗雲が立ちこめている(ロイター)【拡大】

 中国国家外貨管理局が7月末に発表した国際収支統計(速報値)でも、今年4〜6月期の資本・金融収支は16億ドル(約1570億円)の赤字に転じた。

 危機感を持った李首相は「7%を下回る経済成長率を認めない」と発言、鉄道建設の加速や貿易促進策、中小企業を対象とした減税策を決め、景気のてこ入れを図る。

 また、中国共産党は7月30日、習近平主席(総書記)が主宰し、今年下半期の経済運営について討議する中央政治局会議を開き「改革を深め、構造調整を加速する」と改革路線を堅持すると同時に、足元の景気の安定を図る方針を示した。

 目標を掲げるのは簡単だが、前出の西濱氏は、「改革と成長の両立はかなり難しく、減速は避けられない。設備や在庫の余剰を調整しながら生産性を上げる投資に振り向けなければならない。また、中央の理解が地方にまで行き届くのかも問題」と語る。

 中国の成長率は政府目標の7・5%を割り込む可能性が高い。「7%成長で収斂(しゅうれん)するにしても、民間が衰退し国有企業が膨れあがるという現在の経済構造のままではもたない。改革の過渡期にはショックが起こることも予想されるため、適切な手当てをしながら非効率な経済を転換することが必要となる」(西濱氏)

 前出の勝又氏は「影の銀行の融資規模を圧縮するには、少なくも10年以上を要するので、中国経済は“死に体”も同然になる。その間に経済のイノベーションが進むとも思えず、自滅への道をたどる危険性を否定できない」と警鐘を鳴らす。金融市場は中国経済に過敏に反応するだけに、指導部のかじ取りは一段と困難さを増している。

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