【現地ルポ 仰天大陸中国】習近平政権の反腐敗キャンペーンは“ハリボテ” 奥窪優木氏ルポ (1/3ページ)

2013.08.27

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 急成長してきた中国がさまざまな面できしみだした。賄賂、貧富の差、毒食品。自分さえよければ他人などどうでもいいという利己主義が膨張し、この国の社会、経済、政治そのものを引き返せないところまで押しやっている。収賄と横領などの罪に問われた元重慶市共産党委員会書記(元党中央政治局員)、薄煕来被告(64)の裁判もいつになく注目を集める。この巨大大国で何が起きているのか。中国事情に詳しいジャーナリストの奥窪優木氏が庶民の目線で現地をルポする。

 「虎もハエもたたく」

 新政権発足直後、贈収賄など汚職の撲滅を主要な政策課題のひとつに掲げた習近平国家主席は声高らかにこう宣言した。

 言葉の通り、新政権下では中国農業銀行元副頭取や元四川省副省長など、高官たちも反腐敗キャンペーンの対象となり、摘発あるいは取り調べを受けた。

 こうした粛正に加え、習氏が同時に進めるぜいたく禁止令の影響もあって、高級飲食店やブランド品の売り上げが落ち込んでいるという。

 スイスの時計連合会のデータによると、今年第1・四半期の中国向け輸出は昨年に比べ26%減少した。ぜいたく禁止令のほか、反腐敗キャンペーンが「賄賂経済」に一定の効果を上げたと言えなくもない。

 が、この賄賂、実は「形態を変えただけ」という見方もある。

 反腐敗キャンペーンが本格化して以降、すぐに問題となったのが、ゴルフ場や高級クラブ、ホテルなどの高額な入会金や会費が必要となる「会員カード」の贈与だ。

 

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