【要警戒 韓国の軍事力】根深い墜落事故頻発の背景 日本を意識して最新鋭戦闘機を配備する韓国  (2/2ページ)

2013.10.11

 そして、最も警戒しなければならないのが韓国の巡航ミサイルや弾道ミサイルだ。韓国は09年、射程1500キロという巡航ミサイル「玄武IIIC」を実戦配備した。北朝鮮の軍事施設や核施設が標的だが、日本の主要都市や自衛隊の基地も攻撃できる。また、韓国は昨年、弾道ミサイルの最大射程を300キロから800キロに延ばすと発表した。やはり日本の多くの都市が射程圏内に収まる。

 一方で、韓国空軍は深刻な問題も抱えている。KF16が頻繁に墜落事故を起こしているのだ。報道によれば、2000年以降に墜落した韓国軍機は、KF16の7機を含む計24機。KF16の墜落事故の多くは、エンジンの整備ミスが原因と伝えられる。最新鋭のF15Kも、整備支援体制の不備から、可動率に問題を生じているようだ。

 背景には、戦略目標や調達費用などを無視して、「豪華な戦闘機」に目が行ってしまう同国の伝統(=見えの文化)がある。先月末にも、次期戦闘機の最終選考でF15SEが突然不採用となった。日本がステルス性能を持つF35の導入を決定しているため、「わが国も欲しい…」と方針転換したとされる。

 結果、著しくバランスを欠く兵器体系・編成となっており、部品の調達や訓練時間の確保もままならず、故障や事故が続発しているのだろう。

 昨今の韓国政府やメディアの常軌を逸した反日姿勢を見ていると、その脅威は単に可能性の問題ではなく、現実のものになりつつある。韓国側が、安倍晋三政権を「右翼」と呼び、防衛力整備に異議を唱えている真意はどこにあるのか。わが国は早急に防衛体制を見直すべきだ。

 ■井上和彦(いのうえ・かずひこ) 軍事ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学卒。軍事・安全保障・外交問題などをテーマに、テレビ番組のキャスターやコメンテーターを務める。航空自衛隊幹部学校講師、東北大学大学院・非常勤講師。著書に「国防の真実」(双葉社)、「尖閣武力衝突」(飛鳥新社)、「日本が戦ってくれて感謝しています−アジアが賞賛する日本とあの戦争」(産経新聞出版)など。

 

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