【中韓サヨナラ…世界の親日国】フランス、日本文化に惚れ込む 浮世絵、アニメに柔道…日本食も人気 (2/2ページ)

2013.10.25

 フランスが日本文化に魅了された初めは、浮世絵であろう。浮世絵が印象派に強い影響を与えたことはよく知られている。フランスでの日本文化愛好(ジャポニスム)は2つの世界大戦の間の1920〜30年代に全盛期を迎えた。

 当時、ジャポニスム雑誌の編集者だったアルフレッド・スムラーは、レジスタンスに加わり、アウシュビッツの監獄につながれるが生き延びて、戦後、日本特派員を務めた。彼は、戦後日本の政治状況について次のように語っている。

 「日本の愛国者が置かれている状況は、戦中、われわれが置かれていた状況と酷似している。外国(米国)の圧倒的な政治権力の圧迫下で、民族の独自性を取り戻そうと苦闘しているのが、日本の愛国者なのだ」

 彼は、日本とナチス・ドイツとの間に、何の同一性も認めなかった。

 仏左翼に型通りの反日論がないわけではない。しかし、ドゴールの片腕でもあった希代の知識人、アンドレ・マルローは日本文化の精神性を極めて高く評価した。舞踊家のモーリス・ベジャールは三島由紀夫の自決に触発されて「M」という舞踊劇を創作した。作家のベルナール・ミローは「KAMIKAZE」を著し、特攻隊の精神的高貴さを描き出した。

 フランスの一流の知識人が、日本文化に寄せる熱い想いの一端がうかがわれる。

 ■藤井厳喜(ふじい・げんき) 国際政治学者。1952年、東京都生まれ。早大政経学部卒業後、米ハーバード大学大学院で政治学博士課程を修了。ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員などを経て帰国。テレビやラジオで活躍する一方、銀行や証券会社の顧問、明治大学などで教鞭をとる。現在、拓殖大学客員教授。近著に「米中新冷戦、どうする日本」(PHP研究所)、「アングラマネー タックスヘイブンから見た世界経済入門」(幻冬舎新書)

 

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