【断末魔の中韓経済】「人類史上空前の不良債権」を抱える中国 シャドーバンキングは300兆円規模 (1/2ページ)

2014.02.06

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 1月28日、中国の信託会社「中誠信託」が発行した高利回り信託商品が「デフォルト(債務不履行)」寸前に至り、際どいタイミングで破綻を回避するという事件が発生した。中誠信託の高利回り信託商品は、いわゆるシャドーバンキングの一種で、金額は30億元(約510億円)、償還期限は1月31日であった。

 中誠信託がシャドーバンキングで集めた30億元は、山西省の石炭会社に投資されていた。投資先の会社の経営が悪化し、資金返済のめどが立たない状況になり、500億円を超える投資商品が債務不履行寸前に陥ったのだ。

 また、上記信託商品は、主に中国工商銀行が、中国国内の富裕層に販売していた。お金の流れは、「中国の富裕層→中国工商銀行→中誠信託→山西省の石炭会社」という流れだったわけだ。

 中国のマスコミ報道によると、中誠信託の高利回り信託商品を購入していた投資家たちは、元本は回収できるものの、当初、約束されていた利息は支払われないとのことである(これもデフォルトの一種だと思うのだが)。また、投資家の救済コストは半分を山西省政府が負担し、中国工商銀行と中誠信託が、それぞれ25%分を拠出する見通しと報じられている。

 中国の金融システムはいまだに十分に整備されておらず、投資家は銀行以外の金融サービスを通じて資金を投じる。すなわち、融資平台(資金調達とデベロッパーの機能を兼ね備えた投資会社)に代表されるシャドーバンキングだ。2009年のデフレ化を受け、中国の地方政府は融資平台経由で資金を調達し、各種の公共事業や不動産開発にお金を投じていった。特に、不動産への投資規模は「異常」と言っても過言ではない水準に達し、各地に巨大な「ゴーストタウン」が頻出している。

 

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