【桜井紀雄の劇的半島、熱烈大陸】竹島そっちのけ 韓国、キム・ヨナ“銀”判定に憤激 根は反日と同じ? (1/3ページ)

2014.03.03


国旗をまとう(左から)キム・ヨナ、ソトニコワらフィギュア女子のメダリスト(共同)【拡大】

 韓国でソチ五輪閉幕後もフィギュアスケート女子でキム・ヨナではなく、ロシア選手が「金」となった判定を不当と訴える動きが続いている。恒例の批判行事であるはずの日本の「竹島の日」そっちのけで、ネットではロシア選手への中傷が拡大。「次期五輪開催国として恥だ」と自重論も出始めた。自分たちが「正しい」と信じる結論に合わせ、確定した結果を覆そうとする熱情は「反日」歴史攻勢とどこか重なる。

■竹島“炎上”せず 破られた「歴史のページ」

 島根県が「竹島の日」に定めた2月22日は、県の式典に対して韓国側が「独島(竹島の韓国呼称)を守れ!」と激しく反発し、韓国国内で「反日」が炎上する節目の一つだ。だが、今年はやや様相が違った。

 韓国メディアが自国の政府や民間団体の批判を通り一遍に伝えはしたが、韓国国民の最大の関心事は別にあった。前日の未明に、より国民感情をかき立てるソチ五輪のメーンイベントを迎えていたのだ。韓国の国民的ヒロイン、キム・ヨナが祖国に2度目の金メダルをもたらし、有終の美を飾るはずだった。多くの韓国国民がそう“信じて疑わなかった”「歴史の一ページ」が破り去られた。

 ノーミスで最後のフリー演技を締めくくったヨナではなく、ロシアの17歳、アデリナ・ソトニコワが金メダルとなった判定は「不公正」で、開催国に「金」を取らせる「おぜん立てがあった」と色めきだった。

 テレビ解説者は「キム・ヨナだけ点数が厳しいのは理解できない」と憤り、別の局の解説者は「ヨナが負けたのではなく、ロシアが勝った」と皮肉った。「ヨナの唯一の弱点は韓国国籍」といった声も上がった。

■再調査一蹴も、約9割が判定「不公正」

 メディアや国民は、審判員のあら探しに執着し、審判に露スケート連盟幹部の夫人や、過去に八百長判定で資格停止になったウクライナ人審判が含まれていたと疑惑をかき立てた。

 韓国メディアは同時に「疑惑の余地ある金メダル」(フランス通信=AFP)や「スキャンダル」(仏スポーツ紙)などと不正疑惑を伝えた外国メディアの報道も繰り返し紹介。韓国紙は社説で「不公正な判定でロシア選手が金メダルを取ったという国際世論があふれている」(ハンギョレ新聞)と強調し、あたかも国際世論も韓国人と歩調を合わせ、「不正判定」に憤っているとの印象を植え付けた。

 世論に押され、韓国スケート連盟が国際スケート連盟(ISU)に「採点か正当に行われたかの確認」を求めたが、ISUのチンクアンタ会長は「採点は公正だった」と一蹴。「いい審判になるには30年、40年かかるが、ちょっと見ただけで分かったように語る人がいる。理解できない」とも苦言を呈した。

 それでも再調査を求める声はやまず、ネット上での署名集めは瞬く間に200万人を超えた。19歳以上の韓国人を対象にした世論調査では、フィギュアの判定に対し、88%が「公正でなかった」と答え、ソチ五輪について約半数が「成功でなかった」と回答。その理由として6割超が「不公正判定」を挙げた。

 

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