「影の銀行」韓国でも炎上必至 GDP超える153兆円規模 (1/3ページ)

2014.04.07


韓国では財閥企業が経営悪化で資金繰りに苦しむなか、影の銀行が急拡大している(AP)【拡大】

 正規の銀行融資以外の金融取引「影の銀行(シャドーバンキング)」が中国経済の爆弾になっているが、実は韓国でも影の銀行が問題視され始めている。その規模は名目国内総生産(GDP)を上回り、とりわけ高リスクの金融商品が急拡大している。背景には韓国企業の業績が軒並み悪化し、資金繰りに窮している状況があり、財閥企業の破綻を引き金に一気に火を噴く危険をはらむ。

 聯合ニュースによると、投資信託など集合投資機構や信託勘定、証券会社・金融会社などからの資金調達といった韓国版「影の銀行」の規模は、昨年末時点で1561兆ウォン(約153兆円)。前年から11・2%も増え、名目GDPの金額(1428兆ウォン)を超えたという。このうち、リスク誘発要因がより大きい「狭義の影の銀行」の規模が646兆ウォン(約63兆円)を占める。

 韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が国会に提出した答弁書では、金融安定のための課題の一つに「影の銀行の点検強化」を挙げたという。

 影の銀行の規模が拡大すること自体は資金調達手段が多様化していることでもあり、必ずしも悪いことではない。問題は銀行よりも規制が甘いケースが多いため、管理が不十分なまま、高リスクの金融商品がバブル化し、その後バブルがはじけることで金融市場にショックを引き起こしかねない点だ。

 中国の影の銀行では「理財商品」と呼ばれる高利回りの金融商品が着火点となり、地方政府の財政危機や不動産バブル崩壊への警戒感が強まった。

 一方、韓国版影の銀行で火を噴きそうなのが、資産担保証券(ABS)や、売掛債権などを担保にした資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)など、高リスクとされる金融商品だ。これらの規模は前年から24%増と、影の銀行全体の増加ペースをはるかに上回っている。

 

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