中国人留学生、政治家を酷評できる日本に驚き カラスにも疑問…

2014.04.27


中国の警察官は外国人にも無愛想だが(AP)【拡大】

 中国・新華社の情報サイトは15日、「中国人が日本留学で遭遇する奇妙なことベストテン」と題するトピックを紹介した。

 日中関係の悪化で日本にいる中国人留学生の数が減り、中国の留学エージェント各社はネット上で日本の情報を発信して、留学生を集めている。中国人留学生1000人強の答えをまとめたものだが、これがなかなか興味深い。

 1位になったのは、「巨大で頭の賢いカラスがいる」というもの。中国でゴミをあさるカラスを見たら、すぐに誰かが撃ち殺す。だから、中国の街ではカラスはあまり見かけないわけだ。

 この答えが多かった裏には、「なぜ、害になるカラスを殺さないのか?」という疑問もあるのだろう。4位の「動物が手厚く保護されている」は、カラスまで手厚いということか。

 7位の「日本の山には熊がいる」も同じような理由からだろう。中国人は珍味として熊の手を食べる。熊の胆(くまのい)も、昔から漢方薬として重宝されている。熊を見たら、すぐに殺すというわけだ。

 このランキングで一番面白かったのは、やはり2位の「国の指導者や政治事件について、皆、大きな声で言いたい放題」というもの。「政治家に対してハチャメチャなことを言っている」「テレビでもクソミソに話している」といった声が挙がっている。中国でこういうことをしたら、即、逮捕される。

 一昨年、ニューヨーク・タイムズが、庶民的イメージの温家宝元首相一族が27億ドル(約2700億円)以上という巨額の財産を蓄えていると報じた。そのとき、中国では同紙(電子版)の閲覧ができなくなり、主要ミニブログサービスでも、温家宝首相や妻、子供たちの名前による検索ができなくなった。

 中国でこういう話題をかなりの友人に出してみても、皆、聞こえない振りをする。政治の問題でトラブルに巻き込まれるのはかなわない、という生活の知恵だ。中国人はこういう状況に慣れているので、日本では大きな声で政治家の悪口を言っても平気なことに、びっくりしているのだろう。

 もうひとつ、8位の「日本の警察や役所などの権力機構はとても優しい」には、日本の「おもてなし」に対する中国人の驚きが表れている。私は中国で警察官に道を聞いたとき、知らん顔をされた。中国で笑顔を見せたり、「すいません」、なんて言ってくれる警察官なんて、見たことがない。

 また、これはおそらく中国・東北三省から来た留学生だと思われるが、6位の「冬の気温は0度程度なのにものすごく寒い」も面白かった。たしかに、中国はマイナス10、20度になっても、乾いた気候なので、それほど寒さは感じない。湿度が高くて0度というのは、数字以上の寒さということか。

 ほかには、「東京では中国語が飛び交っている」(5位)、「果物や野菜が肉より高い」(9位)、「騒音を大きくするために、100万円以上費やして自動車を改造する」(10位)というのがあった。日本に対するランキングではあるが、これによって逆に中国の国柄も見えてくる。

 ■ビジネス・ブレークスルー(スカパー!557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。

 

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