中国新疆ウイグル自治区のウルムチ駅で80人超が死傷した爆発事件で、捜査当局は2日までに、実行犯は2人で、爆発物を身に着け「自爆テロ」を実行し、死亡したと明らかにした。習近平国家主席率いる中国共産党と、半世紀以上も弾圧されてきたウイグル族の全面戦争に突入するのか。識者らは「これまでとは次元が違う」「中国共産党vsイスラム教徒の戦いに発展する可能性もある」と分析している。
国営新華社通信は1日、爆破事件(4月30日発生)で、3人の死亡が確認され、79人が負傷したと伝えた。もう1人の死者は一般人という。同通信などによると、公安当局は「ウイグル独立勢力によるテロ事件」と断定し、共犯者の存在を含め、背後関係について調べている。
ウイグルをめぐる事件で自爆テロの手口は珍しい。同自治区の政府系ニュースサイト天山網によると、実行犯2人のうち1人はウイグル族とみられる39歳の男で、2人とも長期にわたって宗教思想に傾倒し、過激な活動に参加していたという。
爆発事件は、習氏が同自治区を初めて視察したタイミングを狙ったとみられる。メンツを潰された習氏は「迅速な解決」を命じた指令を、公安省のウェブサイトに掲載した。
指令の中で、習氏は「新疆ウイグルの分裂をたくらむテロ分子との闘争の長期性、複雑性、先鋭性を深刻に認識しなければならない」「反テロ闘争は一瞬たりとも気を抜いてはならない。断固たる措置を取り、テロ分子の増長をたたき潰さなければならない」と強調した。




