中国の南シナ海掘削強行でベトナムが猛反発 尖閣や久米島沖でも展開の可能性

2014.05.07


南シナ海に展開する中国海軍 (ロイター)【拡大】

 中国とベトナムが緊張している。両国が領有権を争う南シナ海で、中国が掘削活動を開始したことに、ベトナムが猛反発しているのだ。中国は軍艦船を含む多くの船舶を展開しているという。中国は先月、沖縄県・久米島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)でも勝手に調査をしていたが、傲慢な態度は改まらないのか。

 「(中国の掘削活動は)違法行為であり、ベトナムの主権や管轄権を侵害している」

 ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は6日、中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)国務委員(副首相級)に電話し、中国が南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島近くで始めた掘削活動にこのように抗議し、掘削設備などの撤去を要求した。国営ベトナム通信が報じた。

 ミン氏は、中国が現場海域の石油・ガス鉱区に、軍艦船を含む多くの船舶を展開させているなどと批判。ベトナムは国益と正当な権利を守るため、あらゆる合理的な措置を取るとした。

 中国の海上安全当局は3日、「南シナ海で5月2日から8月15日まで掘削が行われている」との通告を出し、活動範囲を示して付近への船舶立ち入りを禁じた。石油・ガス掘削を開始したとの情報もある。

 この場所が、中国とベトナムが領有権を争い、中国が実効支配しているパラセル諸島だったため、ベトナムは「現場は本国中部の沖合約120カイリ(約222キロ)で、ベトナムのEEZと大陸棚にある」と主張し、反発している。同海域では、中国によるベトナム漁船の破壊活動が2年ほど前から頻発している。

 中国が南シナ海で強引に進めている海洋進出は今後、沖縄県・尖閣諸島や久米島沖でも展開される可能性が高い。日本としては、海上保安庁や防衛省が万全の準備を整えるだけでなく、国民が中国の恫喝に屈せず「断固として、領土・領海・領空を守る」との心構えを持つことが必要だ。

 

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