【新・悪韓論】教育監選挙で「従北派左翼」が躍進 反日教育も加速へ (2/2ページ)

2014.06.12


朴大統領(写真)率いる韓国の教育は、北朝鮮の金第1書記に牛耳られるのか(共同)【拡大】

 韓国の教育監とは、日本で言えば教育委員会事務局長(教育長)に教育委員長を兼ねたような重要ポストだ。公選ポストになっているのは、それだけ権限が強いからで、域内の教育全般をつかさどる存在といえる。

 教育監選挙では政党の公認が禁止されている。そのため、韓国のマスコミは「保守系」「進歩系」と色分けしている。前回選挙では、保守系10、進歩系6だったが、今回(世宗市が発足して17に)は、保守系3、進歩系13、中道1となった。保守系の大惨敗だ。

 その理由は明確だ。セウォル号事故ではない。

 進歩系は、全教組主導で候補者調整をして「進歩系統一候補」を擁立した。これに対して、保守系は釜山市で6人が立候補し、告訴合戦まで起きたのが象徴的だ。首都・ソウルでは、再選を目指す現職に対し、離婚した妻に従う娘が「父は教育監の資格はありません」とのツイッターを飛ばした。その母娘が、別の保守系候補と縁戚関係というのだから、「大分裂・大泥仕合選挙」になったのだ。

 乱立は票掘り起こし効果もあるが、選挙とは1票勝っても勝ちは勝ち。結果として進歩系13人はいずれも3割台の得票で当選を果たした。彼らがカバーする領域は、生徒数の8割に達する。

 進歩系13人の内訳は、全教組出身者が6人、全教祖の強い影響下にあるとみられるものが5人。つまり、13人のうち11人は「進歩系」と呼ぶよりも、明確な「従北派左翼」と判断した方がいいだろう。

 ソウルの日本大使館前にある「慰安婦の像」に、授業の一環として生徒を引き連れてきて「反日」の気勢を挙げさせる教員は、全教組系とみられている。

 しかし、そんなパフォーマンス授業より恐ろしいのは、生徒を“北の戦士”に育てる日常的な洗脳だろう。

 左翼紙のハンギョレ新聞(6月10日)は、全教組の学校モデルである“革新学校”について「生徒たちが直接学則を決める」「競争・注入の代わりに創意的人間性教育」「1人も差別されず・あきらめない」と、褒めあげている。

 一方、保守系紙の朝鮮日報(6月5日)は「進歩系の教育監は“革新学校”(13年9月現在で全国488校)を全国的に拡大し、政府の教育政策に共同対応していく方針も示している」「進歩勢力系の教育監が集団で政府の教育政策に反対すれば、教育現場に政府の教育政策を浸透させるのは難しくなる」と、危機感をあらわにしている。

 悩み多き朴政権に、また1つの大きな悩みが増えた。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。

 

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