中国の替え玉受験「依頼者は官僚」…国営テレビが実態暴露 (1/3ページ)

2014.06.22

【中国事件簿】

 中国で毎年6月に行われる大学入試の全国統一テスト「高考(ガオカオ)」をめぐる不正が、波紋を広げている。高考は日本の大学入試センター試験と似ているが、二次試験はなく一発勝負で志望校への合否が決まるとあって、あの手この手を使ったカンニング行為が横行。なかでも究極の“ズル”といえる替え玉受験の実態が、国営の中国中央テレビ(CCTV)の潜入取材で暴露されたのだ。事件の舞台となった河南省だけで、今年判明した替え玉受験者は127人に上るという。(西見由章)

 ■「替え玉募集」の広告

 CCTVが6月17日に放映した“告発特集”の内容をたどろう。

 「高考の替え玉募集」。試験本番の数カ月前、河南省に隣接する湖北省内の大学のトイレに張り出された、あまりにストレートすぎる広告。これが事件の発端だった。携帯電話の番号が記載されている「李先生」に、CCTV側が連絡を取るところから取材は始まる。

 ちなみに、放送では一連の隠し撮り映像を「協力者から提供されたもの」と説明しているが、その映像はどうみてもプロの仕事。記者などが替え玉志望の大学生になりすました“覆面取材”と考えるのが自然だろう。

 くだんの李氏は、オンラインチャットを使って替え玉受験の概要を志望者に説明。それによると、まず志望者に模試を受けさせて学力を測定する。替え玉として認められ、受験の結果、普通大学に合格すれば報酬は2万元(32万円)、重点大学なら5万元(80万円)に達し、名門校となると「応相談」で天井知らずの価格を予感させる。

 

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