「手帳人事」で限界露呈の朴大統領、求心力急落 野党「無能な政権」 (1/2ページ)

2014.06.27


辞めるのをやめた鄭首相(聯合=共同)【拡大】

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の求心力が急落している。第三者の意見を聞かず、自分の手帳に書き込んだ内容を中心に進める「手帳人事」が失敗し、批判が集中しているのだ。超ウォン高への対策も打ち出せず、閣僚人事もまともにできない体たらく。このままでは、任期を4年近く残しながら「死に体」となる可能性もありそうだ。

 朴氏は26日、旅客船「セウォル号」沈没事故をめぐる初動対応の不手際の責任を取って、4月下旬に辞意を表明していた鄭●(=火へんに共)原(チョン・ホンウォン)首相の留任を決めた。韓国メディアは「辞意表明後に留任する首相は韓国では初めて」と報じているが、世界的な珍事ともいえそうだ。

 鄭氏の辞意表明後、朴氏は後任の首相候補に検察OBの元最高裁判事、安大煕(アン・デヒ)氏を指名したが、退官後に企業の顧問弁護士として得た収入が高額だと批判されて辞退。続いて指名した中央日報の元主筆、文昌克(ムン・チャングク)氏は「日本の植民地支配は神の意思」などとした過去の発言が批判され、24日に辞退した。

 大統領府の報道官は26日、鄭氏を留任させる理由を「これ以上、政治空白を放置できない」と説明した。3人目の人選にも失敗すれば朴政権が窮地に陥るというわけだ。

 ただ、鄭氏は300人を超す死者・行方不明者を出した沈没事故対応の責任を取るはずだっただけに、野党側は「遺族と国民がどうして受け入れられるか」「新しい首相候補1人推薦する能力がない無能な政権だ」などと厳しく批判している。

 

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