韓国「危ない財閥」は昨年から3倍増 14もの大手財閥が軒並み業績悪化 (2/3ページ)

2014.07.07


財閥は軒並み業績悪化で朴槿恵大統領のお尻にも火がついている(共同)【拡大】

 金融当局が財務改善を約束させた「危ない財閥」は、昨年時点では、前出の東部とSTX、大韓航空などを傘下に抱える韓進(ハンジン)、アシアナ航空で知られる錦湖(クムホ)アシアナ、城東(ソンドン)造船の5グループだったが、今年に入って現代商船などを抱える現代(ヒュンダイ)、現代産業開発、韓進重工業、漢拏(ハンラ)、大成(テソン)、大宇建設、東国(トングク)製鋼、STX造船海洋、SPPが加わり、一気に14グループに増えた。

 中でも造船業の悪化が目立つ。韓国の今年1〜6月の造船受注量は前年より約3割も減って中国に抜かれた。6月単月では日本にも抜かれて3位に落ち込んだ。建設業界でも破産が相次いでいる。

 海外への依存度が大きいのも韓国経済の特徴だ。財閥企業も売上高の約半分を海外で稼いでいるだけに、いうまでもなく為替のウォン高は大打撃となる。対ドルで1ドル=1010ウォンを突破、「3ケタ」突入もカウントダウン状態。対円ではお先に1円=9ウォン台に突入し、さらにウォン高基調が続いている。

 『韓国経済がけっぷち』(アイバス出版)の著者で元週刊東洋経済編集長の勝又壽良氏は「日本企業はリーマン・ショック後の超円高を耐え、技術革新を進めてきたが、韓国企業はウォン安で潤っている間、ますます輸出依存度を高め、時間を空費した」と語る。その指摘の通り、財閥企業の業績はウォン高に転じたとたんに軒並み悪化した。サムスン電子とて例外ではなく、3四半期連続の減益が見込まれている。

 

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