【阿比留瑠比の極言御免】中韓以外には評価高い「地球儀を俯瞰する」安倍外交 (1/2ページ)

2014.07.11

 先月、韓国に出張した際、学者や元外交官ら複数の取材相手から「安倍晋三首相の外交はうまい。なかなかやる」と指摘された。要所に布石を打ちながら、多角的に外交を進める首相の「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」のことである。

 「日本に『フェア・ゴー(公平に行こうというオーストラリアの精神)』を与えてください。日本は今日の行動で判断されるべきだ。70年前の行動で判断されるべきではない」

 オーストラリアのアボット首相は8日の安倍首相との共同記者会見でこう述べ、さらに強調した。

 「日本は戦後ずっと、本当に模範的な国際市民だった。日本は法の支配の下で行動をとってきた。日本に『フェア・ゴー』をというのは『公平に見てください』ということだ」

 さぞや中国の習近平国家主席は歯がみをしたことだろう。前日の7日の講演で「抗日戦争の勝利から70年となる今日も、依然として歴史の事実を無視し、時代に逆行しようとする者がいる」と述べ、安倍政権を批判したばかりだからだ。アボット氏の言葉は、これへの強烈なカウンターパンチとなっている。

 アボット氏はおまけに、安倍首相が東シナ海や南シナ海で力による現状変更を狙う中国を牽(けん)制(せい)する際に使う、「法の支配」という言葉も口にした。「法の支配」は日豪共同声明にも盛り込まれており、中国にしてみれば最も聞きたくないセリフだったはずである。

 

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