【アメリカを読む】オバマ大統領と共和党の対立がピーク「何が問題かはっきりさせよう」 (1/3ページ)

2014.07.21

 イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによる攻撃の応酬が激化し、米中戦略・経済対話が前進なく終わった10日、バラク・オバマ米大統領(52)は南部テキサス州にいた。ワイシャツを腕まくりして臨んだ演説で舌鋒鋭く野党共和党を批判するオバマ氏の周りにだけ、世界と違う時間が流れているようだった。

 訴えるって、ホントか?

 「議会に不満を持つ皆さんに、何が問題かをはっきりさせようじゃないか。もう大統領選に出る必要がないから、思い切って言えるんだ」

 オバマ氏はテキサス州オースティンでの演説で、最低賃金の引き上げや包括的な移民制度改革に関する自らの提案を進めようとしない連邦議会の共和党指導部を強くなじった。

 下院の過半数を共和党が握る「ねじれ」状態の中、オバマ氏は大統領令を多用せざるを得ない。共和党のジョン・ベイナー下院議長(64)がこれを職権乱用だとして、訴訟を起こす意向を表明したことを取り上げたくだりでは、興奮のあまり声が裏返った。

 「彼らは『大統領を訴える』『弾劾する』という。ホントか? 私が仕事をしていることを理由に訴えるというのか」

 オバマ氏は今年1月、「今年を行動の年とする」という施政方針を示した一般教書演説で、議会による立法を経ず、大統領令などの手段を使って最低賃金引き上げなどの中間層支援に取り組む考えを表明して共和党指導部を挑発した。大統領と共和党の対立はここへきてピークに達した感がある。

 

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