習主席を背後で操る黒幕の正体とは… 中国「仁義なき抗争」に突入 (3/3ページ)

2014.07.31


2012年11月の共産党大会で揃い踏みした(左から)胡錦濤、習近平、江沢民の各氏。表情は穏やかだが熾烈な権力闘争を演じている(ロイター)【拡大】

 これに備えてか、習政権は6月、胡氏の腹心である令計画・党中央統一戦線部長の兄、令政策氏を「重大な規律違反」のかどで公職から解任している。令計画氏は、息子が高速道路でフェラーリを酒酔い運転中に事故に遭い、女性2人とともに死亡したスキャンダルを抱えている。習氏は江沢民派攻撃を続ける一方、団派への牽制も忘れていないのだ。

 前出の石平氏は「胡錦濤氏としては、令計画氏を早く切り捨てたいから、かえって好都合だ」と述べ、こう続ける。

 「胡氏の最終的な狙いは習氏の失脚だ。習氏は『賄賂もダメ、愛人もダメ』という反腐敗キャンペーンの先頭に立ったことで、軍部の恨みを買っている。民族問題や対外関係もうまくいっておらず、習氏に混乱の責任を取らせて院政を敷こうとしているのではないか」

 太子党、団派、江沢民派が入り乱れて主導権争いを繰り広げる光景は、まさに「21世紀版三国志」といえる。

 習氏はこの争いを勝ち抜き、中国共産党トップに君臨し続けるのか。それとも、過去のトップのように失脚の憂き目に遭うのか。周氏の失脚劇は、長い戦いの始まりといえそうだ。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。