米国の「孔子学院」また閉鎖 中国の対外工作を警戒

2014.10.03

 米ペンシルベニア州立大は3日までに、中国政府系の文化機関「孔子学院」との契約を、年内で打ち切ることを明らかにした。米国では、シカゴ大も教授陣の強い反対を踏まえ、契約更改交渉を打ち切ったばかり。背景には、米国が、中国の対外工作を警戒して、反転攻勢を強めていることもありそうだ。

 契約打ち切りの理由についてペンシルベニア州立大は、中国側との間で「一致しない目標がいくつかある」としている。米メディアによると、民主化運動を武力弾圧した天安門事件をタブー視するなど、中国政府の方針の影響が強い教育姿勢を問題視する声が学内であがっていたという。

 孔子学院は、中国教育省が2003年から推進している国家プロジェクト。中国語と中国文化を教える学校というタテマエで、既存の大学と共同で設置している。

 04年に韓国・ソウルに1校目が開設され、現在は日本や米国、欧州などで400カ所以上に設置されている。中国当局の価値観を押しつける教育方針に「中国政府の一機関」(米大学教授協会)との批判も根強い。

 中国情勢に精通する元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「習近平体制になって以降、孔子学院は事実上、『対外工作の拠点』という性格が強くなり、各国が警戒し始めている。日本ではまだまだ警戒感が希薄だが、その教育内容をよく見なければいけない」と語った。

 

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