拡大エボラ禍 便座からうつりかねない感染力 米国戦時体制 (1/2ページ)

2014.10.17

 致死率が極めて高い急性感染症「エボラ出血熱」が身近に迫っている。米国内で新たに看護師が感染した疑いが強まったことで米国はパニックとなり、株価も暴落。オバマ大統領は対応を協議するため、中間選挙の選挙運動の一環として予定していた遊説を2日続けて中止した。感染力が強いエボラは、患者との濃厚な接触だけでなく、便座を介してうつる可能性もある。「日本へのウイルス流入は防ぎようがない」(専門家)というから事態はかなり深刻だ。 

 リベリア人男性を治療した米南部テキサス州ダラスの病院で女性看護師2人への院内感染とその疑いが立て続けに判明し、米国内で一気に不安が広がった。

 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は16日、エボラの感染が拡大する西アフリカで、対応支援に当たる米軍部隊の「補強」を目的として、予備役(非常時に招集する人員)を招集するための大統領令に署名。11月4日に行われる中間選挙の選挙運動の一環として予定していた遊説も前日に続き中止した。

 米国内での感染例が出た以上、日本にウイルスが入り込むのは時間の問題との声もある。

 元厚生労働省の医系技官で、医療法人財団「綜友会医学研究所」の木村盛世所長は「今は48時間以内に世界中どこでも移動できる時代。このような状況の中では、日本へのウイルス流入は防ぎようがない」と警告する。

 

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