「一瞬で人々の姿消えた」 またも大惨事、韓国の換気口崩落

2014.10.18


アイドルグループなどのイベント中に、地下駐車場の換気口の覆い(手前中央)が崩れ、上に乗っていた観客が落下する事故が起きた現場=17日、ソウル郊外(聯合=共同)【拡大】

 【ソウル=名村隆寛】27人の死傷者が出た韓国・城南(ソンナム)市の崩落・転落事故は、野外ライブ公演を観覧しようとした観客らが換気口の覆いの上に乗り、その重みに覆いが耐えきれず崩落したものとみられている。

 約700人の観客らが詰めかけたライブ会場。覆いが崩落した換気口は、舞台から数十メートル離れた観客席の後方にあった。

 換気口は格子状の金属のふたで覆われていたが、ステージ上のアイドルをよく見ようとした多くの観客らが、換気口の覆いの上に集まったようだ。

 韓国メディアが報じたところによると、「一瞬で換気口に乗っていた人々の姿が消えた」(目撃者)という。

 一方、換気口の覆いが崩落した後も、数十メートル離れたステージ周辺や中央の観客席では、アイドルグループの華やかな公演で盛り上がっており、離れた換気口の事故に気づく人はおらず、ライブは続けられた。

 だが、事故当時の地元テレビの映像では、崩落直後から次第に換気口の周囲にいた人が異変に気づき、換気口の下をのぞき込んだり、消防に通報を求めたりする人々の姿が映し出されていた。目撃者は「まさか落ちるとは思わなかった」「大変だ」と口々に驚いた様子で話した。

 今回の事故について地元テレビは、観客自らの安全意識とイベント主催者の安全対策について、注意を喚起している。

 事故の知らせを聞いたというアイドルグループの所属事務所は、「残念な気持ちを隠せない」とのコメントを出した。

 韓国では、今年2月、南東部・慶州(キョンジュ)市のリゾート施設で、講堂の天井が崩落し、内部にいた大学生ら多数が下敷きとなり10人が死亡。4月には南西部・珍島沖で旅客船「セウォル号」が沈没し、修学旅行中の高校生を含む294人が死亡、10人が行方不明となった。その後も、地下鉄や列車の衝突事故などが続いた。

 

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