ノーベル賞経済学者、中国金融に“最終警告”「日本は心配しないといけない」 (1/3ページ)

2014.11.05


クルーグマン氏は講演で中国経済の投資バブル崩壊に警鐘を鳴らした(CFP提供・ゲッティ=共同)【拡大】

 ノーベル経済学賞受賞者で米プリンストン大教授のポール・クルーグマン氏(61)の来日講演での発言が話題となっている。アベノミクスへの支持を表明する一方、消費増税への懸念を示したところ、タイミングよく日銀はその直後に追加金融緩和を決めた。そのクルーグマン氏が最も心配しているというのが中国経済の行方だ。成長率の低下や債務の上昇など状況は深刻で、「ここから数年の間、世界経済にとってリスクになる」と警告する。

 「中国のことを本当に心配している。当然、日本のみなさんはもっと心配しないといけない」

 講演でこう強調したクルーグマン氏は、1982年にレーガン政権で大統領経済諮問委員会の上級エコノミストを務めたほか、世界銀行、EC委員会の経済コンサルタントを歴任。2008年には国際貿易理論でノーベル経済学賞を受賞した。米ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストも務めるなど世界の経済状況にも積極的に発言し、影響力も大きい。

 10月31日に日立製作所が東京都内で開いたフォーラムで、「イノベーション(革新)」をテーマにした特別講演を行ったクルーグマン氏は、アベノミクスをはじめ、米国や欧州、新興国など世界の経済状況について縦横無尽に語った。

 そのなかで「中国の抱える問題はイノベーションや技術ではなく、マクロ経済の問題だ」と指摘、「消費や内需が弱く、巨額の貿易黒字や投資で景気を下支えしてきたが、もはや可能ではない。世界経済の緊張の源になっている」と分析した。

 

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