北朝鮮・白頭山に大噴火の兆し 日本に降灰で深刻な影響も… (2/3ページ)

2014.11.08


北朝鮮白頭山【拡大】

 文献などによれば、白頭山は過去、複数回噴火し、10世紀に大噴火を起こしたことが判明している。その規模は有史以来、最大規模とされ、火砕流と火山灰、落石で周辺地域に壊滅的な打撃を与えたとされる。

 地質の研究から「約1000キロ離れた北海道や東北地方で5〜6センチの降灰があり、農作物が大打撃を受けたことも分かっている」(火山学者)というから、そのすさまじさが分かる。

 不気味なのは、噴火の兆候が実際に確認されていることだ。

 「2002年以降、頂上付近の火山性地震の回数が約10倍に増加し、火山ガスの噴出があったほか、02年から05年にかけて衛星が地下でのマグマ上昇を捉えている」(同)という。

 東北大の谷口宏充(ひろみつ)名誉教授(火山学)は、「白頭山は、日本でマグニチュード(M)7以上の大地震が起きた後に、何度も噴火を起こしている。869年の貞観地震以降、確認できるだけで5回ある」と解説。過去の大地震との連動性を踏まえた上で、2011年3月11日の東日本大震災(M9・0)の影響を受けた形で噴火するケースがあるとすれば、「2020年までに68%、34年までに99%の確率で噴火を起こすだろう」と分析する。

 浜田氏は「東大地震研を含めて複数の火山学者や研究機関が、東日本大震災のプレート運動によって(白頭山の)噴火リスクがさらに上がったとの研究結果を出している。大噴火を起こして日本にも火山灰が降りそそげば交通網が遮断され、経済活動に大きな支障が出る。緊急時の対策について国際的な協力体制を整える必要がある」と危機感を募らせている。

 

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